次の疑問に答えます。
・種類がありすぎてどれを選んだらいいかわからない。
・使い分けする必要あるの?
ホームセンターで迷わないために、ビスの用途や特徴を解説していきます。
早急に解決したい人は目次から飛んでみてください😌
2種類の頭の形(平で基本OK)
ビスの頭は基本的に2種類あって
ナベビス
こちらは締めたときに頭が木材より出るビス。
画像の通りネジ頭が丸み帯びているのが特徴。
取り付ける部分から、ビス頭が飛び出ていても問題ない場所に使えたり、あえて頭を見せるときに使うビス。
イメージ的にはこんな感じの仕上がりになります。
サラビス
サラビスは材料と平らになるビスのこと
こちらはナベビスと違って、頭が平らなので、木材とビス頭をフラットにしたいときに使います。
なにか作るとき、大体はサラビスのコーススレッドを使うことがほとんどなので、この後説明するコーススレッドを調達すればOK。
コーススレッドとは
コーススレッドとはネジ山が広くて山が大きいのが特徴。
木材同士止めるなら、これを買えば間違いないです。
ネジ山(ネジの厚み)が太いので、端に打つと木材が割れる可能性があるので、この後解説する「スリムビス」を使うことで、割れにくくなります。
一つ注意点があって、全ネジか半ネジ2種類あって、これにより作業効率が全く異なるので、それぞれの特徴を解説しますね。
半ネジか全ネジか。結論半ネジでOK
結論半ねじ買っておけばOKです。
なぜ半ネジが使いやすいのか。全ネジとの違いを解説します。
半ネジ
半ネジとは上部が溝になっておらず、下部がネジ山になっているビス。
上の画像にもある通り、ネジ頭の下の丸部分が山になっていないのが半ネジ。
これにより、「木材と木材を引き寄せる」ことができます。
要は木材と木材をピタッとくっつけたい方にはこれ一択。
全ネジ
全ネジは半ネジと違って、溝がなく、全部がネジ山になっているのが全ネジ。
半ネジとは逆に、「木材と木材の間に隙間ができる」
なので「ピタッ」とくっつけたい場合は、左手で木材同士をくっつけた状態で右手でビスを打ち込む。
半ネジの場合も同じなんですが、力加減が全然違います。
全ネジは「ぎゅっと握っていない」といけない反面、半ネジなら「支える程度」でビスを締めればいいだけです。
半ネジならあとは、自動的にピタッとくっつくから力もそんな使わなくて済みます。
なので半ネジを買うことおすすめしています。
木材の端に打つ場合はスリムビス
木材の端をコーススレッドで締めると高い確率で割れてしまいます。
木工キリを使って、コーススレッドを揉むのアリなんですが、ビットの付け替えが手間になってしまうのが”デメリット”です。
そんな時はスリムビスをおすすめします。
左が普通のコースで右がスリムビス。
名前の通りビスがスリムなのが特徴で、コースよりも割れにくくなります。
この通り、端に打っても割れる確率は少なくなります。
ビスの長さは1.5~2倍を目安でOK
ビスの長さは基本的に木材の厚み×二倍の長さのビスを選ぶといいです。
例えば「3cmと3cmの木材同士を止めるには約75mmくらいのビスを選べばOK。
キリのいい数字のビスがない場合は、2倍以上のビスを使えばOK。
注意点として例えば、裏の壁には貫通しないか。など貫通したらまずい場合は2倍以下でもOK。
その他のビス
石膏ボードを止めたいとき「ボードビス」
これは石膏ボードを止めるときに使うビスで
頭の表面がぶつぶつしているのが特徴で、この役割としては、「パテをくっつきやすいようにするため」であります。
合板を止めたいとき「コンパネビス」
これはコンパネなど「板材」をとめるときに使うビス。
ボードビスとよく似ているんですが、機能面が違うので絶対に使い分けてください。
違いは丸く囲った箇所がフレキ加工になっており、これにより木を削りながら潜っていく特徴があります。
ボードビスは丸の箇所がラッパ(ツルツル)なので、これを板材などに使うとビスが潜っていきません。
なので板材をとめるときにはコンパネビスを選ぼう。
まとめ、各部材のビス選び
ということでまとめると
・壁や天井の下地材→コーススレッド半ネジ
自分がとめたい木材の長さ+2倍の長さを選ぶ。
・際など割れやすいそうな時→スリムビス
スリムも自分がとめたい木材の長さ+2倍の長さを選ぶ。
・石膏ボード→ボードビス
・合板→コンパネビス
・根太→根太ビス
他にもさまざまなビスがありますが、これらが家をリフォームするときによく使う、基本ビスなのでこれらを選べばいいでしょう。
ビスの使い方については記事にしております。詳しく知りたい方はこちらから↓
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