中古住宅を買うときの注意点とチェックポイント

2022-12-04

最近田舎暮らしや、中古住宅を買って自分で直す!というスタイルが以前にも増したと思います。また、価格が新築よりも半分以上の破格で売り出されているのも一つの魅力でしょう。この記事にたどり着いたあなたも中古住宅の購入を迷っていると思います。

そこで今回は購入前の注意点とメリット、デメリット。チェックするべきポイントをまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

中古住宅のメリット

結論からあげると以下の3点になります。

・安く購入できる

・土地込みで買える

・実際に確認できる

建物が安く、土地込みで購入できる

やはり最大のメリットは安く購入できることです新築の3割から、下手すると9割近く安く購入できます。

安く購入して、他の予算をリフォームに回せるので、新築よりは安く費用を抑えることができます。

また田舎の方に行けば建物のほかに畑も付いてくる物件もあったり、駐車場が広い物件もあるので、農業や車家族の方には得する場合もありますね!

実際に確認できる

新築では建売ではない限り、想像でしかイメージできません。逆に中古住宅ではすでに出来上がっているので、日当たりなど自分の目で確認できます。また「ここを直さなきゃな」「ここを広くしたいな」などイメージが具体的に浮かんでくるのも中古物件の魅力です。

中古住宅のデメリット

結論からあげると以下の2点

・耐震性が低い

・予想以上にリフォーム予算が膨らむ

耐震性が低い

築古物件だと耐震性が昔の基準になっています。今の新築よりは劣りますが、リフォームで改装工事をするにあたって補強金物で強度を高めることもできます。部分的にはなりますが、やらないよりはマシです。

耐震性の基準は、2000年6月以降または1981年の基準改正以降に建てられた物件を選ぶといいですよ。

予算が膨らむ場合も

実際に住んでみると、「あそこも直したい」「ここが気になるから直さなきゃ」といろいろ不満も見えてくるでしょう。そうなると必然的にリフォーム費用もあがっていきます。そうならないためにもチェックリストを考えてきたので、次の項目で解説したので参考にしてください。

購入前のチェックポイント

  • 雨漏りor水漏れ
  • トイレは下水道orボットン?
  • シロアリ被害の有無
  • サッシなどの隙間風の有無

雨漏れor水漏れ

水漏れは、例えば水栓から水が漏れているなど、比較的目視で確認できる水漏れです。住設器具からの水漏れはなんとか自分で直せて資格も必要のない工事です。

一方雨漏れはどこで漏れているか探すのが手間かかります。これは天井裏に偵察しないといけない。次に屋根に上って補修しなけれならない。など最悪屋根から落ちて大事故になりかねません。また業者に頼むと補修料金。または屋根全張り替えなど大規模工事になる可能性もあります。屋根工事は足場や材料費なども高騰しているのでなかなかいい金額が取られます。

あとは水が木に長年当たっていると、どんどん腐っていきます。構造上問題ない木であればまだいいのですが、通し柱や、筋交い、土台など重要な木が腐っていると家の強度がガクッと下がります。ですので雨漏れ水漏れは絶対に確認しておきましょう。

トイレ

トイレは下水道が通っているか。汲み取り式か。購入前に確認しておきましょう。

一見普通の洋式トイレに見えてもボットンの可能性もあるので要確認です。

地方都市など人の多い地域では、下水道が整備されているので、ボットンはほぼ見ないでしょう。しかし村など人が少ないエリア(山など)家がポツンポツンとある地域ではボットンの可能性もあります。

下水道よりもボットンの方が汲み取り手数料が掛かったり、電話でその都度お願いしなければなりません。汲み取り式から下水道に変更しようと思っても、変更できない可能性もあります。なぜなら下水道が通っていないと変更できないからです。もし購入検討物件がボットンでしたらその地域には下水道が通っているのかを確認しましょう。後々下水道に繋げたいと思ったときに変更できるからです。

シロアリの有無

シロアリが一番確認しづらいかもしれません。

シロアリは業者に確認してもらうのが間違いありません。ですが自分でも簡易的ですが確認する方法があります。

風呂入口枠など手で軽く叩いてみて硬かったらOK。逆に柔らかいなら腐っているかシロアリが食い散らかした後かもしれません。どっちにしても業者に見てもらった方が間違いありません。

サッシなどの隙間

柱が傾いている場合サッシなどの隙間から風が入ってきます。隙間があると当然風が入り断熱性も下がってしまいます。

自分で直せる範囲か。それともリフォームして交換するか。購入前に考えておきましょう。

真っ先に直す箇所

真っ先に直す箇所は

・水漏れ

・シロアリ被害(防腐剤)

です。

どちらとも家の重要な箇所がやられる可能性があるので優先的にお金を掛けましょう。

またシロアリ被害にあっていなかった場合も防腐剤を撒くことをおすすめします。今後シロアリ発生を防ぐためです。

購入後

購入後はシロアリの防腐剤を先に撒くことをおすすめします。

そのあとは自分で決めていた箇所のリフォームするのもヨシ。自分でDIYするにもヨシ。あなただけのマイホームなので好きなようにいじれます。DIY何しようか迷っている方は以下の記事を参考にしてみてください。

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だいひー

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