「丸ノコを使ってもまっすぐ切れない」「90℃にならない」「定規を使わずうまく切りたい」
こんな悩みをお持ちの方に現リフォーム職人がわかりやすく教え致します。
この記事ではこんな方におすすめです。
・初めて使う方
・90°に切れない方
・久しぶりに使う方
に向けた記事内容です。
こんにちは。リフォダイです。 Twitterもやっております。
丸ノコの準備と確認
まずは丸ノコのセッティングだ!
使用する前に数回に一度、以下のことをやってほしい。
刃の直角を確認する
まず最初にやるべきことは刃の直角を確認すること。
というのも、ベース台(青丸の箇所)と刃が直角になっていないと90°には切れない。
初めて買ったり久しぶりに使うと、意外と数ミリ傾いていることがある。
直角かどうかを確認する方法は差し金を使って確認しよう。

やり方としては台座に差し金を当てて90°か確認する。
この時に電源ケーブルやバッテリーが外れていることを確認!
差し金が刃に対して
ぴったりくっついていればOK。

隙間が空いていたらOUT

上は刃と差し金が当たっているのに対して、下の方にいくと隙間が出てしまう。
隙間があるということは90°になっていないということ。
まずはここを直さないといくら切っても90°にはならないということ。
角度調整の仕方
角度が違ったら調整しよう。
まずは前と後ろに角度調整のつまみがあるので緩める。まるで囲ったところがつまみ。

緩めると台座が調整できるようになるので、差し金で確認しながら90°になったらつまみをロック。
最後にもう一度差し金を当てて隙間がなっかたらOK。
使う前の注意点
丸ノコを使う前にこれだけは覚えてほしいことが2点。
手袋はつけない

手袋をつけて使用すると、巻き込まれる可能性があるから。
そんなことある?と思うかもしれないけど、例えば軍手がヨボヨボだった場合どうだろう。
スっと抜けて丸ノコに絡まり、丸ノコが暴れだす危険性も十分考えられる。
その事故には関わったことはないんだけど、毎年全国のどこかしらで起こる事故らしい。
なので自分の身や周りの人を巻き込まないためにも極力つけないでほしい。俺からのお願い。
丸ノコの後ろには立たない。置かない。
2つ目は丸ノコの真後ろには立たないこと。
なぜならキックバックは後ろに飛んでくるので、真裏で作業すると自分にも危害が及ぶ。
なので後ろに立つのはやめて斜め後ろに立とう。
以上が使う前の注意点。
実際に使用中の注意事項もあるので後ほど解説します。
墨出し(線の引き方)
準備が整ったら次は墨付けだ。
墨が曲がっていると当然切る際も曲がる。仕上がりも曲がってできる。なのでここではまっすぐ線を引く方法を解説する。
用意するものは差し金のみでOK。
線の引き方
まず切りたいところに、線ではなく、チェックマークをつける感じで書く。

↑ダメな例
なぞるように書くと線が太くなって精度が悪くなる。

↑チェックマークな感じで
レ点に書くことで、そこを基準にして差し金で直角に線を引く。

ここでポイントは、差し金を真ん中で支えると直角になる。

端に持っても差し金が木材から離れてしまうため直角にならない。

端の方を持つと片方が浮いてくるので直角にはならない。
斬り
すべての準備が整ったところで斬りに入る。
刃を調整
まずは切る木材に対して刃の調整をする。

木材に対して1~2mm程度刃を出そう。
ここでまた注意点があってそれがキックバックだ。
キックバックにならないために
キックバックが起こる原因は木材が丸ノコの刃に挟まった時に起こる現象。

上の画像の場合で丸ノコを入れると、真ん中に木材が折れてくるので挟まった反動でキックバックになる。
もしキックバックが起きた場合は一瞬の出来事なので意識的に覚えていてほしいのが
ポイント
・手を離さないこと。
・木材を押さえないようにすること
・丸ノコをしっかり握っていること
手を離すと勢いよく後ろに飛んでくる可能性が非常に高いので、必ず丸ノコをしっかり握っていること。
しっかり握っているとケガするリスクがガクッと下がるゾ!
それじゃあどうすればキックバックせずにまっすぐ斬るかというと、切ったやつが片方に落ちればいい。

こうすることで木材が刃を挟まなくなるのでキックバックを防げる。
要は丸ノコに負荷をかけなければキックバックは起きない。
まっすぐに切る方法
やっとまっすぐ切る方法を解説する。ここまで読んでくれた皆様感謝。
やり方は至ってシンプルなんだけど線をどっちに刃を入れるかによって長さが変わってくる。

↑線の真ん中で切ると実寸よりも短く仕上がる

↑線の外側で切るとぴったり実寸で切れる
なので制度よく仕上げる場合は線の外側を意識して切ってみよう。
そしてまっすぐ切るときに意識してほしいのが
ポイント
・曲がらないように少しずつ刃を入れて切る。
刃を少し入れたら引いて、また少し刃を入れて引くの繰り返し。
一気に切るのではなく、少しずつ切っていくとまっすぐ切れるゾ!
間違いないのは丸ノコ定規
今回の記事は【定規を使わず】をテーマに書いたんだけど、なんだかんだ言って定規を使えば間違えないし、精度もよりよくなる。
前回の記事で丸ノコ定規を解説した記事があるので、詳しく知りたい人は読んでみて!
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今回使用した工具と道具
・差し金
・丸ノコ
・スケール